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日帰りヘルニア・脊柱管狭窄症の内視鏡手術って?

患者さんから「○○のそば屋さんが美味しいよ」と教えてもらったスタッフが、何人かを誘ってお昼休憩に行っていると聞いて、「僕は誘われていない・・・」と、転校生みたいな心境になった院長 竹内幹伸です。



前回、手術中の放射線技師の「うで」についてお話ししましたが、今回は手術室の看護師・検査技師の「うで」についてです。

実は手術の数日前からもう手術は始まっています。数日前から、「機材はそろっているか?」、「物品の不足は無いか?」、「滅菌は済んでいるか?」をチェックし、前日には手術のセッティングをしておきます。その手術手技により手術当日に用いる器具の準備、手術ポジション・配置の準備などが異なるからです。手術が2件ある日は、2件分の手術準備を前日には済ましておくのです。

 なーんにも知らない私たち医師は、手術当日はすべて整った手術室に入ってきて、麻酔科の先生に麻酔をお願いして、「よっしゃー、オペやるそ!」ってな感じでまず手を洗い消毒して、手術ガウンを着て「○○さんの手術をはじめます。メス!」から始めます。それまでの課程、要するにどれだけスタッフのみんながセッティングに時間を費やしているかや、医師ごとの”つよーいクセ”に応じてセッティングしていたりなんて全く知りませんし、考えて事も無いんですね。準備されてて当然の世界で生きてきたので・・・(汗)。ほんと、開業してスタッフ全員の努力、医師への多大なる気遣いがあることを身にしみて実感してます。愛知医大のみんな、せぼね病院のみんな、そしてCSCのみんなありがとね!

 患者さんが手術室に入ると、麻酔科医・看護師・検査技師が患者さんの周りに「ワッ!」と集まります。そして血圧や呼吸などをチェックするモニターを患者さんに装着します。同時に、麻酔科の先生が麻酔をする準備に取りかかります。さらに同時に、検査技師が脊髄刺激・筋電図モニターの準備を始めます。これは神経損傷が起こらないようにするモニターで、これがあるかないかで執刀医の心理状況は大きく変わります。検査技師は筋電図モニターを見ながら神経損傷の危険性を注視していて、少しでも怪しければ「先生!筋電図が乱れています!」と声を掛けてくれます。その見極めが「うで」です。さらに同時に、放射線技師は透視の準備をドンドンしていきます。

 看護師は主に直接介助(執刀医の隣で手術機材をわたす役目)と間接介助(看護記録を書いたり、追加機材の準備や、点滴の量やバイタルなどを麻酔科と一緒に管理する役目)があります。どちらも大変ですが、直接介助は執刀医との相性が大切で、同じ内視鏡モニターを見ながら手術をするのですが、次に執刀が何を欲しいかを瞬時に判断して手元に準備しておくのです。今週の手術中でも、私が次に使いたい道具を看護師がすでに手元にスタンバイしていて、それを横目で見ながら「おっ、やるね!」と感じていました。

間接介助ナースはさらに大変です。執刀から突然、「○○を持ってきて!」って言うむちゃぶりに即座に反応したり、看護師記録を記載したり、直接介助ナースをフォローしたり、椅子に座っている暇がありません。どちらかと言うと、直接介助より間接介助の方を経験者豊富な看護師が担うことが多いのです。手術が終わると、患者さんのバイタル・神経所見をチェックするケアがあります。看護師・検査技師はとにかく大忙しで、ほんとめちゃくちゃ助けてもらっています。ほんと感謝です。


院長をはじめ看護師、放射線科、医療スタッフ、リハビリスタッフ全員One Teamで保険診療の日帰り脊椎内視鏡手術を中心とした医療をおこなっています。CSCのみんなと一緒に働けてほんと毎日楽しく、充実した日々です。

 次は、CSCの医療スタッフ・リハビリスタッフの「うで」についてお話ししたいと思います。