日帰り内視鏡治療について
初診日に治療が決まり、その日のうちに
治療になることは絶対にありません
治療前には、麻酔に耐えることができるかなどの全身状態の検査・内服薬の確認(血液サラサラの内服薬を服用しているかどうか)などが必要なので、その日のうちに治療になることはありません。
また、私たちのクリニックで行う全ての治療の傷の大きさは約8mmで、バンドエイドで隠れる程度の傷口です。

腰椎椎間板ヘルニアに対する内視鏡治療方法LUMBER VERTEBRAE HERNIATED DISK
- 経椎弓間アプローチ法(Inter-Lamina法:IL法)
- 区分番号Kコード:K134-2
背中の真後ろから内視鏡を入れて、ヘルニアを摘出する方法です。
治療時間は約30−40分です。

第5腰椎/第1仙椎の右側ヘルニア 経皮的内視鏡治療PELD/FELD IL方法
腰痛、右足の痛み、足のしびれ、歩行障害で発症されたかたです。第5腰椎/第1仙椎の右側ヘルニアがあり内視鏡治療を行っています。右側アプローチです。
治療前MRIBEFORE
第五腰椎/第1仙椎レベル右側にヘルニアを確認。


治療後MRIAFTER
MRIと比べて、ヘルニアは消失しています。


リスクは治療後の⾎腫(⾎溜まり) や⼀過性神経障害などです(1% 未満)
- 経椎間孔アプローチ法(Trans-Foraminal法:TF法)
- 区分番号Kコード:K134-2
背中の横から内視鏡を入れて、ヘルニアを摘出する方法です。治療時間は約30−40分です。

腰椎椎間板ヘルニア 内視鏡下椎間板摘出術(PELD/FELD TF法)
腰痛、左足のしびれ、足の痛みの症例で第4/5腰椎椎間板ヘルニア 左側の内視鏡治療です。PELD TF法で行っています。
治療前MRIBEFORE
第4/5腰椎レベル左側に椎間板ヘルニアを確認。


治療後MRIAFTER
MRIと比べて、ヘルニアは消失しています。


リスクは治療後の⾎腫(⾎溜まり) や⼀過性神経障害などです(1% 未満)
腰部脊柱管狭窄症に対する内視鏡治療方法LUMBAR SPINAL CANAL STENOSIS
- 内視鏡下椎弓形成術(Full Endoscopic Lumbar-Laminotomy: FEL法)
- 区分番号Kコード:K142-5
背中の真後ろから内視鏡を入れて、ヘルニアを摘出する方法です。
治療時間は約60分です。

第4/5腰部脊柱管狭窄症 PEL, FEL治療
腰痛、歩行困難(間欠性跛行)、馬尾(ばび)症状で発症した症例です。第4/5腰椎レベルで腰部脊柱管狭窄に対する、内視鏡治療を行いました。左側アプローチで行っています。
治療前MRIBEFORE
第4/5腰椎レベルの脊柱管内で神経圧迫を確認。



治療後MRIAFTER
神経圧迫は消失し脊柱管内神経が大きく出現している。



リスクは治療後の⾎腫(⾎溜まり) や⼀過性神経障害などです(1% 未満)
頸椎椎間板ヘルニア
・頸椎椎間孔狭窄症の治療方法CERVICAL DISC HERNIATION
/ CERVICAL VERTEBRAE FORAMINAL STENOSIS
- 頸椎内視鏡下椎弓形成術(Full-Endoscope Cervical Foraminotomy: FECF)
- 区分番号Kコード:K142-5
背中の真後ろから内視鏡を入れて、神経の圧迫を解放する方法です。治療時間は約45分です。

頚椎症、頚椎症性神経根症第5/6頚椎レベル
肩こり、右腕のしびれ、痛み、放散痛の症例です。頚椎症(頚椎症性神経根症)第5/6レベル右側の内視鏡治療です。左側からのアプローチ、右第6頚神経の骨棘(骨のトゲ)による圧迫があり内視鏡治療により神経圧迫を解除しました。
治療前CTBEFORE
骨のトゲにより神経の通り道(椎間孔)が狭くなっています。



治療後CTAFTER
神経の通り道(椎間孔)が広くゆとりが出来ています。



リスクは治療後の⾎腫(⾎溜まり) や⼀過性神経障害などです(1% 未満)
圧迫骨折に対する治療方法COMPRESSION FRACTURE
- 経皮的椎体形成術
- 区分番号Kコード:K142-4
皮膚は骨折している骨の左右2カ所(もしくは1カ所)に約6mmの皮膚切開を設けます。そこから、骨セメントを注入します。治療時間は約30分です。

治療前MRI/CTBEFORE
第11胸椎の圧迫骨折(★)を認め、椎体内にガスを確認(矢印)。


治療後CTAFTER
治療前に黒くガスが貯留していた部分に、骨セメントが注入され骨が安定化しています。



リスクはセメントの神経内や血管内への漏れや⼀過性神経障害などです(1% 未満)