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2021.1.15

パックリ手術と内視鏡手術

 

患者さんごとにアルコール手指消毒をしていますが、これだけ手指消毒をしていると、手から吸収機能があったらすでに重篤なアル中になっているよなーとめっちゃ思っている院長 竹内幹伸です。

今週は、PELD/PED内視鏡機器紹介 第二弾をします。

動画の編集ができ次第、アップしていこうと思います。

今日は田中医科作成の鋭匙(えいひ)鉗子と椎間板鉗子です。

どちらも前々職・前職の頃から利用していたなくてはならない鉗子です。

どちらも田中医科さんで作成してもらったモノで、こだわりは鋭匙(えいひ)鉗子の角度で腰のPELD治療のときは50度のモノを、頚椎PED治療のときは30度のモノを使用していることです。

50度エイヒ鉗子(一番上の青い持ち手の鉗子)は、黄色靱帯を骨から剥離してセーフティーゾーン(神経がない安全なスペース)を確保するのに最適なんです。

 

そして、その剥離した黄色靱帯を摘出するのが田中医科の椎間板鉗子です!(一番下の鉗子)

これも3mmと2mmがあり、セーフティーゾーンを確保しにくい場合は2mmを、十分おおきなスペースを確保出来た場合は3mmの少し大きめの椎間板鉗子を使います。
ちなみに上から3本目が名作YL鉗子(足立工業作、あいちせぼね病院 中村周先生考案)です。

これが、エイヒ鉗子、椎間板鉗子の動画です
(L5/S椎間板ヘルニア PELD-IL法です)

どうぞ↓↓↓

https://www.youtube.com/watch?v=roY8vLWHRUU&t=7s

もう、みなさんお気付きと思いますが、脊椎内視鏡治療PELD/PED治療では、

ほそーいドリル、

バイポーラー(出血を止める機械)、

椎間板鉗子、

エイヒ鉗子、

YLまたはフェジ鉗子の合計4,5個ぐらいしか使いません。

通常の大きな傷のパックリ手術にくらべて使う手術器具は非常に少ないエコな手術で、
こぢんまりした手術治療です。

↓↓ これで手術器具ほぼ全部です
慢性硬膜下血腫の手術より少ないです(笑)

ほんと、手術室や手術中はみなさんがイメージしてる「メス!汗!」みたいな手術室というより、処置室とか、胃カメラ室に近い感じですね。

一方、パックリ手術の場合、

メス、

電気メス、

鈎ピン・無鈎ピン、

開創器、

バイポーラー、

ケリソン3mm/2mm、

パンチ大・中・小・3mm、

骨ろう、サージセル、綿片、

ツッペル、

3mmスチール・ダイアモンドドリル、

丸ノミ大・小、平のみ片刃大・小、

ハンマー、コブ大・小、

へガール、マチュウ、

コッヘル、ペアン各種、などなど、最低20個程度のたっくさんの手術機器を使います。

イメージで言うと、「スーパードクター・名医の手術室!」とか、まさしく「メス!汗!」のTVで出てくるような大きな手術室にたくさんの器材が列んでいる雰囲気です。

まさしく↓↓

首や腰のボルトの手術(固定術)になると、手術器材がさらに倍になり、手術室の中が通りにくいと言う・・笑

ほんと時代はドンドン進化しています。

黒電話で、好きな子に「〇子さんいますか?」って自宅に電話をしていた

時代から考えると、だれがスマホの時代を予想していました?

ほんの26,7年前は、そんな時代でしたよね。それから子機があるコードレス電話になり、ポケベルになり、PHS、ガラケー、そしてスマホになってきました。

当然、腰椎椎間板ヘルニア・頚椎ヘルニアや脊柱管狭窄症の手術もドンドン進化して、

日帰り・内視鏡手術治療になってきています。

私なら黒電話よりスマホを使いますし、腰椎ヘルニアや頚椎ヘルニアや脊柱管狭窄症に10日も入院したり大きな傷のパックリ手術ではなく、日帰り・保険の内視鏡治療をぜーーーったいに選びます。

 

患者さんへの負担もすくない、
入院をしもなくていい、
執刀医の負担も少ない、
看護師、医療スタッフ全員の負担も少ない、
手術器材も少ない、
手術時間も短い、
傷も超小さい、
それでいて費用は入院費がないぶんだけ安い、

どれをもっても、非常に理にかなったエコな手術治療です。

ただ、欠点としたら、たくさんの病変の手術治療を一度にできないこと、

PELD/PED内視鏡治療を出来る疾患と出来ない疾患があるという事です。
(このあたりはホームページを見てくださいね。)

例えば国の難病指定になっている靱帯骨化症などは’日帰り’内視鏡治療は不向きなんです。。。

今週もたくさんのかたに受診をしてもらってありがとうございました。
元愛知医科大学の看護師さんが腰痛で受診したときに、CSCスタッフが大好きなお菓子まで持参してもらって、、、ありがとー。

ほんとうに、最近は看護師さんや医療助手さん、柔道整復師さん、医師のご兄弟がいるかた、医師の子供さんがいる方、同業者のお医者さんまで、たくさんの同職種のかたの受診が急増しており、CSCはみなさんにある程度認めてもらえているのかな−?と勝手に思ってウキウキしています。

こんな調子で、来週も、CSCスタッフ全員でOne CSCで、腰・首・頭の治療に全力で取り組んでいきます。

腰痛、肩こり、腰椎ヘルニア、頚椎ヘルニア、頚椎症、脊柱管狭窄症で、
日帰り・保険診療の内視鏡治療(PELD/PED治療)をお望みの方は、
中京スパインクリニックに相談してください。

〒470-0115

愛知県日進市折戸町笠寺山50-6

腰・首・頭の中京スパインクリニック

TEL 0561-73-1900、

FAX 0561-72-8818

脳神経外科・リハビリテーション科・整形外科

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