2024.4.24
まず、誤解のないようにお伝えしておきます。
中京スパインでのリスクです、他クリニック、他病院についてはそちらでお聞きくださいね。
例えば、よくある質問としては、
*PELD内視鏡手術と比較するために、切開手術や、ボルト・鉄板による固定術のリスク・合併症は何%を教えてほしい!
→切開手術、ボルト・鉄板の手術(固定術)をする病院で聞いてくださいね。当院ではその手術は全くしていなので、合併症率〇%ですと、適当なことは言えません。
*中京スパインクリニックと比較したいので、〇〇病院の内視鏡手術のリスク・合併症を教えてほしい!
→〇〇病院で聞いてくださいね。〇〇病院の手術合併症は全く知りません。
たとえば、トヨタでアルファードの購入を検討しているんだけど、実はホンダのステップワゴンと迷っている。トヨタのお店でアルファードの説明を受け見積もりを出してもらった後、「ホンダ・ステップワゴンの利点・欠点も教えて!そして見積もりもお願いね。」とトヨタ店で言います?
それは、ホンダ店で聞いてね!となりますよー。 それと一緒です。
さっ、当院のPELD/FESS内視鏡治療において考えられる手術合併症は下記の通りです。
目次
となります。
患者さんが気になるのは、重度神経合併症0.1%未満、重度全身合併症0.01%未満だと思いますが、逆に言うと、99.9%以上 恐ろしい合併症は起こりません。
99.9%何も起こらない確率を高いと思うか?低いと思うか?という事になります。
以前、ある患者さんで「重度神経合併症0.1%、重度合併症0.01%って非常に高い数字だ。恐ろしい!」とおっしゃられた方がおられました。
そのかたは自動車関係で働いておられて、自動車産業でエラーが0.1%未満とゆうと、とてつもなく高い確率だそうです。
確かにそうかもしれません。
ただ、システム化され、コンピューターや機械によりほとんど作り上げられる車ならそうかもしれません。一方、手術はオール手作業、開始から終了まで全部手作業です。
また自動車でいうと例えばトヨタは年間10,000,000台自動車を作るようです。当院の手術件数(250件/年)の40,000倍です。
台数もちがうし、完全手作業と機械作業ともちがうので、全く土俵が違うくて単純な比較は難しいのかな?と思います。
もし、トヨタがスタッフ20名(CSCはスタッフ20名です)だけで、接客をしてお客さんの要望を聞き、見積もりを立て、車を発注をする。その同じ20名でエンジンをゼロから組み立て、車体の枠組みから作成、足回りの部品作成や組み立てタイヤとのバランス、その使用するネジや細かい部品、内装、シートの作成、そして取り付け、外装塗装まで全部ゼロから作り上げる。そして納車までを全て手作業で、年間250台車を完成しする。そして、その後の点検、車検までも全部おなじスタッフ20名でするのであれば、CSCの内視鏡手術と同じ土俵ですね。
完全手作業同士での比較なら、エラー0.01%未満を非常に高いかどうかの意味はあるかもしれませんね。
ただ、それでもこの合併症の数字は異常だ!と思われる方は、当院でのPELD手術はオススメしません。無理して当院でPELD手術を受ける必要は全くないですよ。リスクがもっと低い病院やクリニックを探された方がいいです。
合併症はゼロではありません。アメリカでもヨーロッパでも手術合併症0%です!っていう病院・クリニックはないと思います。もしそのような病院・クリニックがあれば私に是非、教えてください。すべての患者さんをその病院・クリニックにご紹介します!
また、翌日から当院を休業して私自身が手術合併症0%の手術を勉強をしに行きます.
もちろん、私たちはゼロを目指しますし、めちゃくちゃ慎重にPELDをします。ですが、お薬の副作用と同じで手術合併症はある一定の割合で出てしまう可能性はあります。
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