よくある質問６（良くなるなら内視鏡手術希望）

「良くなるなら内視鏡手術PELDを希望します！」

 

当院に受診するほとんどの患者さんが、よくおっしゃることです。

 

多くの患者さんの「良くなるなら」は、

 

「痛みしびれがゼロになるなら」とか、

 

「こんりんざい、腰痛がなくるのなら内視鏡手術を希望」を意味している事が多いです。

 

しかも、「中京さんなら、内視鏡で保険も使えるし、安いし」をさしていることが多いです。

 

 

結論から言います。

 

「術後すぐに１００点にはなりません」

 

「こんりんざい　ギックリ腰がなくなるとは言えません」

 

そのことを正直におつたえすると、

 

多くの患者さんは、

 

「がっかりだわ！」とか

 

「ショックだわ！」と落ち込みます。

 

もしくは、

 

「はぁ？！💢」と怒り始めます。

 

😭😭😭

 

わたしたち、そんな魔法の手術の使い手ではありませんよ。

 

そんな魔法の使い手なら、Google口コミが1000件で全て満点になりますよ（笑）

 

現地点で4.1 （29件）ですし、☆１も、たーーくさんあります！😅

 

じゃあどれだけ良くなるの？

 

ココをクリック：Q&Aよくある質問　を参考にしてください。

 

また、どれだけ良くなるかは、ご自身の年齢や、ご自身にどれだけ悪い箇所があるかによりますね。

 

例えば、シンプルに大きなヘルニア１箇所のみだと、

 

平均９０点とか９５点とか回復が望めます。

 

ただ、そこに、

 

ヘルニア３箇所＋脊柱管狭窄症３箇所＋変形性腰椎症（側彎症）＋腰椎すべり症などが合併していたらどうでしょう？

 

いくつも悪い場所があると、１回の日帰り内視鏡で全部がバーーンとは良くならないんです。

 

あと、もともとの原因（なぜヘルニアになったのか？なぜ脊柱管狭窄症になったのか？（⇒多くは仕事や日常生活での姿勢の悪さ、体重増加、運動不足、基礎代謝低下などなどご自身に理由があることが多いです）があります。

 

そんな、即日、術後すぐに１００点になるような内視鏡手術を私がやっているなら、

 

なんで私、日本にいます？

 

なんで、愛知県でも名古屋市じゃなくて田舎の日進にいます？

 

たくさん病変があるのに、一回の日帰り内視鏡手術で、そんな世界中の誰も成し得てない「１００点の回復＝即日、新車に戻します！」の手術をしているのなら、なぜ日本でも東京ではなく愛知県日進市で開業します？

 

そんな神の手なら、大谷翔平みたくU.S.Aにヘッドハンティングされてますよーwww

 

 

もしですよ、もし、

 

そんな手術があったら、世界のどこでも良いのでその魔法の手術を見に行って会得しきます。

 

これまで一度も見たことも、聞いたこともありません。

 

少なくとも、この地球には無いです。

 

いかがわしい、怪しいクリニック・病院は別ですよ　笑

 

 

 

さらに、腰痛だけの小さい腰のヘルニアで内視鏡手術希望の１０−４０代の若い年齢のかたは、

 

小さい腰ヘルニアの場合（とくに足の症状がない腰痛のみの場合）は、内視鏡手術しなくても根気強くリハビリやお薬、ブロック治療、ストレッチなどを継続すればほぼ良くなります。

 

内視鏡手術する必要ないッス！

 

足の痛み・足のしびれをともなわない腰痛だけの小さいヘルニアの場合、内視鏡摘出をしても良いんですが、椎間板に内視鏡を突っ込むわけですから、手術後に余計に悪くなってしまう可能性もあります。

 

そのことをお伝えすると、患者さんが急に怒ったり、ムスッとして診察室を出て行かれたりみたいなことがよくあります。

 

 

そのことを正直に伝えるかどうか、非常に難しいところです。

 

どういうことかというと、

 

正直に伝えずに患者さんの希望通り手術するか、正直に伝えて手術を回避してもらうか、、、。

 

 

たとえば、手術前に手術しても悪化するかもしれないと正直に話をすると、

 

とくに若い年齢層の患者さんは、「は？！💢それはあなたの技量が足りないんじゃなくて？」とムスッとしはったり、

 

あとで

 

Google口コミ☆１

 

「最悪だった！もう二度と行かない！」

 

「院長にまくし立てられた。」とか、

 

「気分が不快になった」とか・・・。

 

「他のクリニック行くわボケー！目玉くりたろけー！どあほー！」みたいなことを書きはったり、（そんこまでは無いですね　www）

 

じゃあ、逆に患者さんの意向に従って、腰痛のみの小さいヘルニアだけど内視鏡手術をしたとしましょう；

 

そして術前より悪くなると、

 

「逆に酷くなってるぞぉ！💢　こらぁぁーーー！💢💢今すぐ他の病院行くから紹介状をかけぇーーー！」とか、

 

ミナミの帝王なみに「どいうことだ！ああ？！　おう？！💢」

 

と凄まれたりとか　（笑）

 

「目玉くりたろけー！どあほー！（そこまでは無いです　笑）」とキレられるか・・・。

 

どっちかになることがあります。

 

私としては、前者の方がまだ良いと思うので、手術前に患者さんが嫌な思いをされてGoogle☆１を投稿されたとしても正直にお話をして、手術をススメル事はしていません。

 

理由は、後者の場合、術後に紹介状を書いた先の病院で担当医師から、「こんな小さいヘルニアなのに手術したの？なんで？意味ないよ！そら逆に悪くなるよ！」っと言われ、ほんと誰も得しないからです。

 

患者さんはお金を払って手術をして逆に悪くなって嫌や思いをしている。

 

私たちは患者さんに手術前に、「ヘルニアは小さいから手術をしても腰痛だけの場合、腰痛は良くならないかもよ」と説明しているが、術後にブチキレられる。

 

紹介先の先生も、「なんで手術したの？こんなんオペ適応じゃないよ」と怒り出す。

 

そうなるとほんと誰も得しないし、結局、最終的に手術を受けられた患者さんが一番損をするからです。

 

 

以前の「よくある質問シリーズ４　」でもあるよに、いくら内視鏡手術といえど１００％安全（０％リスク）＋100点良くなる手術ではないので、安易に内視鏡手術をしないことですね！

 

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